2018年7月30日月曜日

呪術廻戦 21話 感想と考察【ネタバレ注意】

虎杖と七海は別行動をすることに。そして七海は首謀者のもとへ
ジャンプ2018年35号掲載の呪術廻戦21話の感想と考察です。



あらすじ

呪術廻戦 21話 幼魚と逆罰-参-


前回に続き真人と順平が話している場面から。
真人は順平に実験結果を見せます。一人の人間をどこまで大きくできるかやどこまで小さくできるか。
それを見ても取り乱さない順平は「無関心こそが人間の行きつく美徳です。」と言います。
それに対して真人は「無関心」という理想に取りつかれてはいけない生き様に一貫性など必要ない。おなかが減ったら食べるように憎いなら殺せばいい俺は順平の全てを肯定する
と言います。

一方、虎杖と七海は作戦会議をしています。そこには伊地知もいます。ある程度犯人のアジトが絞られたという七海は自分はその調査を続けるので虎杖に別の仕事を与えます。
伊地知とともに順平を調査するというものです。それは呪霊をけしかけ反応を見るというものです。
一方七海は敵のアジトに行きます。彼はだいたいではなくちゃんと犯人の居場所がわかっていたのです。
そこで真人と対峙します。「良かったあんまり弱いと実験にならないからさ」という真人
「残業は嫌いなので手早く済ませましょう」と七海は言います。



気になった点など


七海vs真人はどうなるか

七海は一級呪術師に対して真人はまず間違いなく特級です。単純に考えて真人の方が強そうです。しかし伏黒によると特級に勝てる1級呪術師はいる(17話)とのこと。また今回の話より同じ等級なら呪霊に呪術師が勝つのは当たり前。例えば2級呪術師は1級呪霊に近い実力とありました。しかし、真人は敵方のボス(たぶん)。宿儺の指8~9本の強さの漏瑚よりも強いと考えられます。七海さんピンチです。最悪呪霊に変えられて虎杖の前にあらわれる可能性もありえます。

真人の呪術

真人は魂の構造を理解していて魂に触れることで生物の形を変えているそうです。
どうやら人だけではなく生物も変化させられるようです。
この魂というのが今後重要になってきて虎杖の素の人間離れした運動能力や宿儺の器であることに関係がしてくるかもしれません。

今後の予想

七海vs真人の戦闘が来週見られるのか。おそらくどちらも領域展開ができるレベルなので戦闘が楽しみです。また虎杖サイドでも話が進んでいます。ひょっとすると来週はそっちがメインで七海と真人の戦闘は全く描写されず(ハンターハンターのカイトみたいに)いきなり呪霊化した七海が出てくる可能性もあるのではと思いました。


2巻発売予定

9月4日に2巻が発売予定のこと。

また1巻にキャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されています。

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2018年7月23日月曜日

呪術廻戦 20話 感想と考察【ネタバレ注意】

呪霊VS虎杖 虎杖の修行の成果は
ジャンプ2018年34号掲載の呪術廻戦20話の感想と考察です。



あらすじ

呪術廻戦 20話 幼魚と逆罰-弐-


虎杖と七海は呪力の残穢を追う中で遭遇した呪霊2匹と戦闘に入ります。
七海の術式は強制的に弱点を作り出すというもの。なんなく呪霊を追い詰めます。
一方の虎杖も素の運動能力を生かした一度の打撃に2度の衝撃が生まれるという「逕庭拳」で呪霊を追い詰めます。しかし止めを刺すところで七海が止める。この2匹の呪霊は元人間だというのです。犯人は相当なやり手だわかります。
そのころ真人は少年に特級呪霊について説明しています。妖怪など共通認識にある畏怖のイメージ、そしてそれよりも人々が恐れている天災。そして真人は自分は人間から生まれた呪いだと言います。

気になった点など


特級呪霊の分類について

真人が少年に話しているところから特級呪霊について詳細が明らかになってきました。
呪術師が特級仮想怨霊として登録して警戒しているのは共通認識のある畏怖のイメージ、有名な妖怪や怪談だそうです。
真人は例としてトイレの花子さん九尾の妖狐を出しています。
ちなみに九尾の妖狐は呪術廻戦の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」に登場しています。夏油が操っていた「化身玉藻前」です。玉藻前は平安時代末期に鳥羽上皇の寵姫であったとされる伝説上の人物であり妖狐の化身です。
また、真人の言葉から特級呪霊としてトイレの花子さんもいそうです。
他に考えられるのは鵺とか有名な妖怪を挙げればきりはないですが「呪術高専」より登録されている特級呪霊は16体だということです。
また登録されていない漏瑚たちは天災だということがわかりました。漏瑚、花御、そして真人と一緒に海にいた丸いやつそれぞれ大地、森、海だそうです。
そして真人は人が人を憎み恐れたところから生まれた呪い。
夏油がいうところの漏瑚たちのボスは真人のような気がしました。

呪いの強さについて

真人の話からするとより妖怪系の呪霊よりもより畏怖されている天災系の呪霊の方が強いように感じました。
しかし作中で最強の呪いは両面宿儺です。どちらかというと宿儺は伝説上の人物、妖怪系の呪いのような気がします。より恐れられているのが強力な呪いだとしても一般人(虎杖)は宿儺について知らなかったためその観点からもなぜ宿儺が強いのかが説明できません。
真人が人間の呪いということから元人間であるというところが宿儺が強い理由なのかもしれません。そう考えると人間であり怨霊として恐れられていた日本3大怨霊(菅原道真など)は当代において相当な強さだったと思われます。

術式のネタをばらしてもいいのかについて

七海が自分の術式について解説しています。それに疑問をもった虎杖に七海はこういいます。
「バレても問題のない術式、問題のない相手、またはミスリードを誘うのであれば良いでしょう」
また手の内をさらすという縛りが術式効果を底上げするということだそうです。
前にも宿儺が利害による”縛り”は呪術における重要な因子と言っていましたが縛りというのが重要なキーワードっぽいです。前にも思いましたがここら辺がハンターハンターぽく感じました。すると五条先生や七海がグラサンをしたりと視界を遮っているのは縛りなのでしょうか。

また、今回七海が自分の術式についてネタをばらしていますが私はその必要はなかったと思いました。
まず、七海の術式は対象の長さを線分にした時、7:3の点として弱点を作り出すというもの(直視の魔眼が思い浮かびました)
ネタがバレれば対抗策ができてしまいます。
また術式を底上げする必要があるほど相手は強くありません。
もちろん虎杖の教育という意味で解説したと思われますがミスリードだという可能性も多いあると思いました。

呪力の強さと術式について

七海の術式の説明において「格上なものにもそれなりにダメ-ジが与えられ。呪力の弱い者であればナマクラでも両断できる。」とありました。
ここから呪術廻戦では術式のルールは絶対でなく相手の呪力が強ければ術式の効果が弱くなることが推測されます。
このところはハンターハンターよりもブリーチに似ていると思いました。
呪力のない真希さんに厳しい世界観のようです。



単行本発売中

キャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されているそうです。




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2018年7月14日土曜日

呪術廻戦 19話 感想と考察【ネタバレ注意】

映画館で起きた真人(夏油の仲間)による呪いによる事件
そこに虎杖が任務として赴きます。
ジャンプ2018年33号掲載の呪術廻戦19話の感想と考察です。



あらすじ

呪術廻戦 19話 幼魚と逆罰


学校をさぼって映画館にきていた少年は真人による高校生3人殺人の一部始終を見ていました。映画上映中にもかかわらず話していた彼らを真人は首を掴み「君達マナーを守ろうね」といい頭部を変形させたのでした。
上映終了後少年は真人のもとにいって言います。「僕にも同じことができますか」と
一方虎杖は一人の男に連れられこの事件を調査しています。
その男は脱サラ一級呪術師の七海健人。呪力の残穢を負っていく二人の前に呪霊が現れます。



気になった点など


真人の呪術と呪力の残穢

真人が高校生を頭部を変形させ殺害した詳細がわかりました。それを見る限り首を掴み呪力を流し込んだだけで特に呪術を使っていないように感じました。

また、今回『呪力の残穢』についての説明がありました。
術式を行使すれば痕跡が残るそれが『残穢』だそうです。ただし呪霊などに比べ薄いため視認しずらいというもの。
そういえば1話で伏黒が宿儺の指が入っていた箱にこびりついた呪力の残穢を追って虎杖にたどり着いていましたがここから伏黒が優秀な呪術師だとわかります。

さてここで疑問が二つ出てきました。

①術式を行使しなければ残穢は残らないのか
『術式を行使すれば』とあることから術式がない虎杖や禪院姉妹の場合には痕跡が残らないという解釈もできます。

②真人は術式を使ったのか
ただの通路で真人は呪術を使ったのかのでしょうか。それとも生まれながら術式を持っている呪霊(呪術師)は常に術式を行使している判定になるのか

呪術廻戦の警察は諦めがはやい

この世界の警察は人の領分をはずれている事件は見て見ぬふりをするようです。

ー級呪術師の七海健人が面白い

高専で呪術師はクソだと気が付き、一般企業で働き労働はクソだと気づいたという脱サラ呪術師、七海健人。しかし一級呪時術師などで相当強いはずです。次回その戦闘が見れそうなので楽しみです。



単行本発売中

キャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されているそうです。

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2018年7月9日月曜日

呪術廻戦 18話 感想と考察【ネタバレ注意】

衝突必死の双子‼それはそうとはたして野薔薇は無事なのか⁈
ジャンプ2018年32号掲載の呪術廻戦18話の感想と考察です。



あらすじ

呪術廻戦 18話 底辺

倒れている野薔薇のそばで対峙する真希(伏黒たちの先輩)と真依(京都校)。
真希には呪力がないが真依も術式が使えない。どちらも落ちこぼれだと。
真希が真依の注意を引いた隙に野薔薇が真衣を羽交い絞めにして
「その制服を置いていけ」と言います。自分の夏服にしたい模様。
そこに東堂がやってきます。東堂はアイドルの個別握手会に行くのでその道案内に真依を連れていきます。

一方そのころ京都校の学長、楽巌寺嘉伸は東京校の夜蛾学長を待っていました。
しかしそこに遅れてやってきたのは五条先生。
伊地知を脅して嘘の予定を伝えたため夜蛾学長はしばらく来ないそうです。
五条先生は京都の学長に「アンタらがしょーもない地位や伝統のためせき止めていた力の波がどうしようもなく大きく押し寄せてんだよ」「牙をむくのが自分だけだと思ってんなら痛い目をみるよおじいちゃん」と言いたいことを言って帰っていきました。

1カ月後
9月 川崎市キネマシネマにおいて上映終了後 3名の変死体が発見されます。
それは真人(夏油の仲間)がおこなったものでした。その様子を見ていた少年(新キャラ)が真人に話しかけます。
一方、映画に虎杖が調査に来ます。
実践訓練開始‼


気になった点など

双子の禪院姉妹はおちこぼれ

真希だけでなく京都校の真依も御三家、禪院家としては落ちこぼれだと判明しました。
呪力がない真希に対して真依は術式がないそうです。
ひょっとすると真希には呪力がないので確かめようもないが術式はあるのかもしれません。
物語が進むと二人で協力して領域展開をするのかもしれません。

漏瑚と花御は未登録の特級呪霊

漏瑚と花御は未登録の特級呪霊でした。ということは登録されている特級呪霊もいるはず。1年前の「東京都立呪術高等専門学校」では特級を冠する人間は4人、呪いだと16体存在すると言われていましたがそれからどう増減したのか。また、登録されているのに祓われていない特級呪霊がいるのはなぜか気になりました。

真人は呪霊?

ぱっと見では人のようにも見える真人ですが普通の人には見えないので呪霊の可能性が高いように思いました

新たな登場人物続々登場

京都校の学長、五条先生のファンの京都校の2年生の女子、真人が見える少年と今週も新しい登場人物が登場しました。

作者芥見下々氏は坂道グループのファン?

東堂の言った握手会でアイドルが「高たんビーム」なるものをしていました。
この元ネタは乃木坂46というアイドルグループにかつて所属していた中元日芽香氏の「ひめたんビーム」です。
また、昔の巻コメからけやき坂46に詳しいことがわかっています。
詳細は作者の芥見下々氏について [巻末コメントまとめなど]を参照

そのため芥見氏は坂道グループのファンである可能性が高いです。

今週の感想

「その制服を置いていけ」と追いはぎのようなことを言う野薔薇。ついさっきぼこぼこにされたはずなのに強気な口調は変わりません。しかし東堂が来て伏黒の心配をしたり、真希先輩の夢想を聞いて「私は真希さん尊敬してますよっ」と言ったりいい子です。
また、相変わらず五条先生のセリフはかっこいいし、
京都校の2年生の女子が五条先生のファンで「喋っちった‼喋っちった」と心の中で思っているなどセリフ回しが面白かったです。

単行本発売中


またその7月4日は単行本の発売日です。
キャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されているそうです。

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2018年7月8日日曜日

呪術廻戦における呪いに関わる用語解説【まとめと考察】

呪術廻戦には「呪い」や「呪術」、「呪霊」など似た言葉が出てきます。ここではそれらの用語のまとめや考察をしていきたいと思います。




呪いとは

辛酸・後悔・恥辱など人間の負の感情から生まれるもの。
呪術廻戦における基本的な概念であり「呪霊」や「呪術」はその下位集合にあたると思われる。

呪霊

人の肉体から抜け出した負の感情、呪いが化け物の形をとったもの。
学校や病院など大勢の思い出があり、負の感情が溜まりやすいところ生じやすい。
呪霊は呪いの一種とも言え、紛らわしいことに「呪霊」のことを「呪い」と表現したりもする。
普通の人には見ることができず、呪いを見ることができるのが呪術師に必須の条件である。また「呪い」である呪霊は「呪い」でしか祓うことができない。

特級呪霊
呪術界は共通認識のある畏怖のイメージ、有名な妖怪や怪談は強力な呪いとなりやすく特級仮想怨霊として登録して警戒している。例えばトイレの花子さん九尾の妖狐。
ちなみに九尾の妖狐は呪術廻戦の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」に「化身玉藻前」が登場。
「呪術高専」の時点で登録されている特級呪霊は16体。
また人々が常に恐れている天災も呪霊となる。例えば漏瑚は大地への恐れから生まれた呪いである。
怨霊
呪霊の一種と思われる。作中での詳しい解説はないため以下に民俗学的な解釈を記す。
怨霊とは、自分が受けた仕打ちに恨みを持ち、たたりをしたりする、死霊または生霊のことであるとされる。
きわめて強い負の感情であるためかこれまでに出てきた怨霊は全て特級である。
また、乙骨勇太の先祖が日本三大怨霊の1人である菅原道真である。ちなみに残りは平将門・崇徳院であり今後、本編に出てくるかもしれない。

呪術

呪力を術式で展開したもの。
例えるなら呪力は電気、呪術は家電。呪術とは家電に電気を流して様々な効果を得るようなもの
また術式は生まれながら体に刻み込まれている。
しかし、虎杖など術式を持たない呪術師もいる。

黒閃

黒閃とは打撃と0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みのことであり、 威力は平均で通常の2.5乗にもなる。

呪術と縛り

縛りは呪術における重要な因子のひとつとされる。
例えば自分の術式を相手に教えるなど手の内をさらすという”縛り”により術式の効果を底上げすることができる。
また、虎杖と宿儺との約束のように誓約というかたちの”縛り”もある。こちらは守らなければ罰を受けるというもの。
天与呪縛
通常の縛りと異なり生まれながら肉体に強制された縛りのこと。
メカ丸は右腕と膝からの肉体、腰から下の感覚がない
その代償として広大な術式範囲と実力以上の呪力出力が与えられている。

領域展開

呪術の真髄、奥義みたいなもの。
術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する。
呪力の消費量が多いものの以下の利点がある。
①環境要因によるステータスの上昇(ゲームで言うところのバフ)
②領域内で発動した術式は絶対に当たる

対処法としては
1⃣必中の攻撃を呪力で防御する
2⃣領域の外に逃げる
3⃣領域を展開し相手の領域を打ち消す。

ということが考えられる。

反転術式と術式反転

反転術式は呪力(負の感情から生まれる)を反転させ正のエネルギーを生み出すもの。
術式反転は上の正のエネルギーにより術式の効果を反転させるというもの。

詳しくは反転術式と術式反転にまとめました。

呪骸

内側に呪いを宿し、自立可能な無生物の総称。
人工的な呪骸には心臓となる核が存在する。

呪物

特級呪物について
生命を止め他に害をなさないという縛りで存在を保証する。そのため壊せない。
との記述がある。(55話)このことから呪物は呪霊などの生命からつくられた(生まれた)と推察される。

呪いの等級について

呪術師や呪霊には等級というものが存在する。
6話より呪霊の等級について

  特級  ・・・・クラスター弾での絨毯爆撃でトントン
1級(準1級)・・・戦車でも心細い
2級(準2級)・・・散弾銃でギリ
3級   ・・・・・・拳銃があればまあ安心
4級   ・・・・・・木製バットで余裕

特級は乙骨が1年時の時において特級を冠する人間は4人、呪いだと16体存在するとされていた。また、一番上の階級のため同じ特級でも強さには大きな差がある。

通常、呪霊と同等級の呪術師が任務にあたる。そのため例えば2級呪術師は2級呪霊に勝つのが当たり前で一級呪霊に近い実力を持っている。

[特級]
呪術師:五条悟、夏油傑、乙骨勇太
呪霊: 両面宿儺、漏瑚、花御、真人、里香ちゃん、玉藻前
呪物:両面宿儺の指、獄門彊、呪胎九相図
[1級]
呪術師:東堂葵、七海
[準1級]
呪術師:庵 歌姫、加茂憲紀、究極 メカ丸、狗巻棘
[2級]
呪術師:伏黒恵、(西宮桃)
[準2級]
呪術師:パンダ
[3級]
呪術師:釘崎野薔薇、禪院真依、(三輪 霞)
[4級]
呪術師:禪院真希
()表記はパンダの予想による。

呪術師に関わる用語

【窓(まど)】
術師ではないが呪いを視認できる高専関係者

【呪詛師】
悪質な呪術師


単行本発売中


1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等収録です。

前日譚である東京都立呪術高等専門学校

呪術廻戦の前日譚。この一巻だけで話が完結しています。


2018年7月4日水曜日

呪術廻戦の前日譚、東京都立呪術高等専門学校について【ネタバレ注意】

呪術廻戦の前日譚、東京都立呪術高等専門学校について呪術廻戦の今後に関わってきそうな設定をまとめていきます。



東京都立呪術高等専門学校のあらすじ

呪術廻戦の今の2年生が一年生の時の話。乙骨勇太が主人公。
乙骨が幼い時に婚約を誓う仲だった折本里香は交通事故で死んだ。
しかし里香ちゃんは呪霊となり乙骨は呪われる。
里香ちゃんは乙骨のことが大好きなため彼に害を与えようとすると里香ちゃんに襲われてしまう。そのため乙骨は望んでいないのに、同級生にけがをさせてしまった。
そんな乙骨は五条先生に連れられ呪術高専に転校する。
高専では呪力のない名家の落ちこぼれ、語彙がおにぎりの具しかない呪言師、パンダといった個性豊かなクラスメートともに呪術を学んでいく。
そして乙骨は里香ちゃんを解呪することを目指す。
そのころ非呪術師を嫌う特級呪術師、夏油は非呪術師を皆殺しにしようとしていた。
その計画の中で夏油は特級過呪怨霊である里香ちゃんに目を付ける。

単行本化

東京都立呪術高等専門学校」は単行本として12月4日に発売されるようです




「呪術廻戦」単行本発売中

。特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等収録です。また呪術の解説もあります。

また第1巻が7月4日に発売されました。キャラの詳細がわかるプロフィールやおまけ漫画など書下ろしが収録。

始まってすぐに主人公を含む主要な登場人物3人のうち1人の死亡が予告されるなどテンポよく話が進み、飽きさせない展開が魅力です。






「呪術廻戦」に今後関わってきそうなこと

主には敵側の呪術師、夏油についてや今の2年生について情報が掘り下げられています。
以下関わってきそうなことを書いていきます。

御三家というものがある

真希先輩の出身、禪院家がその中のひとつ

五条先生と乙骨は遠い親戚

菅原道真の子孫である乙骨勇太に対して五条先生は遠い親戚であるそうです。
史実においても菅原家と公家の五条家は血のつながりがあります。そのため史実を取り入れているようです。

夏油と五条先生は親友

五条先生と夏油は同じころ呪術高専の生徒であった。そのときの担任の先生は今の東京高専の学長。
また、夏油の呪術は呪霊を操るものである。

五条先生の呪術の説明が少し異なる

本編、呪術廻戦14話ではその呪術の正体は「無限」
本来至るところのある虚空を現実に持ってくるというものとの五条先生による解説がありました。
一方「呪術高専」では夏油は五条の呪術は”無下限呪術”とし原子レベルに干渉する緻密な呪力操作で空間をも支配するとしている。またそれを可能にしているのは目である。
と表現が少し異なっています。
また五条先生は家族とうまくいっていないことを匂わす描写があります。
2巻のおまけでも術式は遺伝するとの説明があり今後、親類が登場する可能性が高いです。

特級を冠する人間は4人、呪いだと16体存在する

うち人間は五条悟と夏油傑の二人が明言されている。
(乙骨も特級だがその数に入っているかは不明)
呪いは特級仮想怨霊「化身玉藻前」、折本里香がでてきている。
また本編、呪術廻戦17話より特級呪霊一体を東堂が祓っている。
また18話より漏瑚や花御は未登録とあるのでこの数に含まれていない。

パンダは呪骸

パンダの正体は突然変異呪骸。腕は取れても治る。学長のお気に入り。

伊地知さんが意外と強い

渋谷での戦いにおいて少なくとも終盤までほぼ無傷で残っていました。

夏油は五条先生に祓われたのか?

乙骨に敗れ満身創痍の夏油は五条先生に見つかり祓われたかの描写がありました。
しかし「呪術廻戦」では夏油は生きています。
また16話で「高専関係者に顔を見られるわけにはいけない」と夏油は言っていることから死んだと思われている可能性が高いです。
一体どうやってピンチを脱出したのか
①五条先生を欺むき逃げた
②親友である五条先生が情けをかけ見逃した
③やっぱり死んでいて呪霊である

いろいろな可能性がありますが今後明らかになるでしょう。

ひょっとすると東京都立呪術高等専門学校は呪術廻戦の前日譚話と紹介しているものもあったのでパラレルワールドかもしれませんが。





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