2018年7月23日月曜日

呪術廻戦 20話 感想と考察【ネタバレ注意】

呪霊VS虎杖 虎杖の修行の成果は
ジャンプ2018年34号掲載の呪術廻戦20話の感想と考察です。



あらすじ

呪術廻戦 20話 幼魚と逆罰-弐-


虎杖と七海は呪力の残穢を追う中で遭遇した呪霊2匹と戦闘に入ります。
七海の術式は強制的に弱点を作り出すというもの。なんなく呪霊を追い詰めます。
一方の虎杖も素の運動能力を生かした一度の打撃に2度の衝撃が生まれるという「逕庭拳」で呪霊を追い詰めます。しかし止めを刺すところで七海が止める。この2匹の呪霊は元人間だというのです。犯人は相当なやり手だわかります。
そのころ真人は少年に特級呪霊について説明しています。妖怪など共通認識にある畏怖のイメージ、そしてそれよりも人々が恐れている天災。そして真人は自分は人間から生まれた呪いだと言います。

気になった点など


特級呪霊の分類について

真人が少年に話しているところから特級呪霊について詳細が明らかになってきました。
呪術師が特級仮想怨霊として登録して警戒しているのは共通認識のある畏怖のイメージ、有名な妖怪や怪談だそうです。
真人は例としてトイレの花子さん九尾の妖狐を出しています。
ちなみに九尾の妖狐は呪術廻戦の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」に登場しています。夏油が操っていた「化身玉藻前」です。玉藻前は平安時代末期に鳥羽上皇の寵姫であったとされる伝説上の人物であり妖狐の化身です。
また、真人の言葉から特級呪霊としてトイレの花子さんもいそうです。
他に考えられるのは鵺とか有名な妖怪を挙げればきりはないですが「呪術高専」より登録されている特級呪霊は16体だということです。
また登録されていない漏瑚たちは天災だということがわかりました。漏瑚、花御、そして真人と一緒に海にいた丸いやつそれぞれ大地、森、海だそうです。
そして真人は人が人を憎み恐れたところから生まれた呪い。
夏油がいうところの漏瑚たちのボスは真人のような気がしました。

呪いの強さについて

真人の話からするとより妖怪系の呪霊よりもより畏怖されている天災系の呪霊の方が強いように感じました。
しかし作中で最強の呪いは両面宿儺です。どちらかというと宿儺は伝説上の人物、妖怪系の呪いのような気がします。より恐れられているのが強力な呪いだとしても一般人(虎杖)は宿儺について知らなかったためその観点からもなぜ宿儺が強いのかが説明できません。
真人が人間の呪いということから元人間であるというところが宿儺が強い理由なのかもしれません。そう考えると人間であり怨霊として恐れられていた日本3大怨霊(菅原道真など)は当代において相当な強さだったと思われます。

術式のネタをばらしてもいいのかについて

七海が自分の術式について解説しています。それに疑問をもった虎杖に七海はこういいます。
「バレても問題のない術式、問題のない相手、またはミスリードを誘うのであれば良いでしょう」
また手の内をさらすという縛りが術式効果を底上げするということだそうです。
前にも宿儺が利害による”縛り”は呪術における重要な因子と言っていましたが縛りというのが重要なキーワードっぽいです。前にも思いましたがここら辺がハンターハンターぽく感じました。すると五条先生や七海がグラサンをしたりと視界を遮っているのは縛りなのでしょうか。

また、今回七海が自分の術式についてネタをばらしていますが私はその必要はなかったと思いました。
まず、七海の術式は対象の長さを線分にした時、7:3の点として弱点を作り出すというもの(直視の魔眼が思い浮かびました)
ネタがバレれば対抗策ができてしまいます。
また術式を底上げする必要があるほど相手は強くありません。
もちろん虎杖の教育という意味で解説したと思われますがミスリードだという可能性も多いあると思いました。

呪力の強さと術式について

七海の術式の説明において「格上なものにもそれなりにダメ-ジが与えられ。呪力の弱い者であればナマクラでも両断できる。」とありました。
ここから呪術廻戦では術式のルールは絶対でなく相手の呪力が強ければ術式の効果が弱くなることが推測されます。
このところはハンターハンターよりもブリーチに似ていると思いました。
呪力のない真希さんに厳しい世界観のようです。



単行本発売中

キャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されているそうです。




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