2018年5月2日水曜日

呪術廻戦 9話 感想と考察【ネタバレ注意】

伏黒VS宿儺。
ついに誰かが死亡します。
最後に出そうとした術や今後の展開を中心に呪術廻戦9話のあらすじと感想と考察を書いていきます。




あらすじ


受胎戴天-肆

伏黒VS宿儺 
前話において、宿儺は虎杖の心臓を潰し虎杖に体のコントロールを奪われないようにしました。
そこで伏黒は宿儺に心臓を直させることを目指します。
ためには心臓なしでは自分には勝てないと思わせる必要がありました。
しかし、宿儺に圧倒されます。
伏黒は最後の大技を出そうとします。
その瞬間虎杖が体のコントロールを奪い返すのでした。
虎杖死亡。
次号物語は新たな領域へ。

伏黒について

宿儺の見立てでは特級呪霊と戦える力があるそうです。
そんな伏黒の過去が少し明らかになりました。

伏黒の過去と考え方

母親は呪われて死んだのに自分たちを見捨てた父親はのうのうと生きている。
そんな不平等な世界において少しでも善人が平等を享受できるように呪術師として不平等に助けたいという考え方に至ったのです。

最後に出そうとした術は何か

八握(やつかの)まで言って虎杖が体のコントロールを取り返したので術の全貌は明らかになりませんでした。
だそうとした式神は八握脛(やつかはぎ)あるいは八握剣(やつかのつるぎ)と思われます。

八握脛とは土蜘蛛(つちぐも)の別名です。土蜘蛛は蜘蛛のすがたの妖怪で源頼光に対抗する蜘蛛の妖怪として有名です。物語や戯曲において強力な妖怪として描かれることが多いものです。

八握剣は十種神宝(とくさのかんだから)のひとつです。国家の安泰を願うための神剣であり、邪悪を滅すると言われています。また、7つの柄があるという、とても奇妙な形をしているそうです。

十種神宝は饒速日命(にぎはやひのみこと)が天降った時に天津神(天照大神)から授けられたといわれています。この神宝には、病気を治したり死人を蘇生させることもできるという、強力な霊力が宿っているとされています。後述の「布瑠の言」を唱えることで、その霊力が発揮されるといわれています。

十種神宝は次の十種です。

息津鏡(おきつかがみ)
辺津鏡(へつかがみ)
八握剣(やつかのつるぎ)
生玉(いくたま)
足玉(たるたま)
死返玉(まかるがえしのたま)
道反玉(ちがえしのたま)
蛇の比礼(おろつのひれ)
蜂の比礼(はちのひれ)
品々物の比礼(くさぐさのもののひれ)

比礼は薄い布状の飾具の一つとされています。
十種神宝は後述の布瑠の言とも関わりがあります。

術の前に唱えた「布留部 由良由良止(ふるべ ゆらゆら)」とは何だったのか

日本の史書であり、神道における神典である『先代旧事本紀』によれば、これは布瑠の言(ふるのこと)というもので、死者蘇生の言霊といわれます。
十種神宝を用いてこれを唱えると死人さえ生き返るほどの呪力を発揮するというものです

今後の予想

9話にして主人公の虎杖が死亡しました。今後はどうなっていくのでしょうか。

1.虎杖はすぐ復活する
虎杖には驚異的な身体の秘密など謎が残っています。そこでそれを理由にすぐに復活することが考えられます。

2.伏黒が主人公になり物語が進む
しかし、これまでの展開から簡単に事が運ぶとは思いません。そこで一旦、伏黒が主人公となり、虎杖を復活させることを目標に物語が進むということもあります。

何にしろこれまでの目標は宿儺の一部をすべて見つけ、虎杖が取り込む(その後、虎杖ごと始末する)というものだったので虎杖が復活するような展開になると予想しています。



単行本発売決定

遂に第1巻が7月4日に発売されます。おまけ要素もあるそうです。


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