2018年4月28日土曜日

本の紹介 サンタクロースは雪のなか

サンタクロースを捕まえろ!
クリスマスに読みたくなる小説、「サンタクロースは雪の中」を紹介したいと思う。

サンタクロースは雪の中

                            アラン・ブラッドリー 著
                                 古賀弥生 訳
 


CWAなど9冠受賞の少女探偵シリーズの4作目だそうです。私はこの作品しかよんでいませんが。
主人公のお転婆な少女11歳のフレーヴィアが科学的知識を武器に謎を解くミステリー作品

あらすじ

クリスマスがせまってくる中、フレーヴィアは サンタクロース捕獲計画を立てていた。一方父は経済的困窮を打開するため一家が住むバックショー荘を映画撮影に貸すことした。そして俳優たちとスタッフたちが到着する。フレーヴィアはその中の大女優フェリスと仲良くなる。そんな中、フェリスは同行してきた俳優たちとともに特別にロミオとジュリエットを演じてもらえることになった。しかし上演の夜、大雪で孤立してしまった屋敷の中で殺害事件が起こる。



おすすめポイント


この本の魅力は主人公フレーヴィアの「自分の家に映画撮影一行がやってくるから自分もそれに介入してサンタクロースも捕獲しクリスマスを存分に楽しみたい」という11歳の少女らしい行動であり、そんな彼女の一人称で話は進むことである。そのため一見すると暗い話になりがちなクローズドサークルのような設定のストーリーでありながらも、けっして暗い話にはならず楽しく読めるとことができる。

0 件のコメント:

コメントを投稿