1.Wi-Fi CERTIFIED™ Miracast® テクノロジ
まずWi-Fi CERTIFIED™ Miracast® テクノロジを利用する方法を紹介します。Windows10に元々搭載されている機能を使うものでとても簡単にできます。
ディスプレイのHDMI端子にこのアダプターを付け、(USB給電)
Windos10の設定の中にある接続をクリックするだけです。
また、後述のChromecastとことなりWI-FIルーターが不要です。
メリット
①装着するのは受信側(ディスプレイ)だけ
②USB給電
③簡単な操作でできる。
④WI-FI不要
(WI-FIルーターを介さないので遅延が小さい。実際に計ったところ遅延は0.07秒)
注意点
PC側がMiracastに対応しているか性能を確認する必要がある。
条件としては
・対応OS:Winsows 10 32bit 64bit /8.1 32bit 64bit
・Windows Display Driver Model (WDDM) 1.3 をサポートするディスプレイアダプター
・NDIS6.3以上をサポートする無線LAN
を満たす必要があります。
特にWDDM1.3というのが厄介で少なくとも旧世代のintelのCPUでは対応していません。
(CPU内蔵GPUに対応するドライバーが対応していない。)
(CPU内蔵GPUに対応するドライバーが対応していない。)
世代を跨いでのCPU交換は困難であり、WDDMが対応してない場合Miracastを使えるようにする方法は私が知る限りありません。
最近のディフォルトでWindow10が入っているようなパソコンならまず大丈夫ですが
購入する前にお持ちのパソコンのスペックを確認する必要があります。
購入する前にお持ちのパソコンのスペックを確認する必要があります。
2.Chromecast
Chromecast(クロームキャスト)は、テレビなどのHDMI端子に接続することにより、Wi-Fiを介してスマートフォン、タブレット、パソコンなどで表示している動画、音楽、写真、ウェブページなどの高品位画像を表示させます。このデバイスのミラーリング(キャスト)の機能を用いることでPCやスマホの画面を別のモニターに生じさせることができます。
OSの条件
モバイル端末を用いる場合ののオペレーティング システム(OS)要件
・Android 5.0 以降
・iOS 9.1 以上
・Android 5.0 以降
・iOS 9.1 以上
パソコンを用いる場合ののオペレーティング システム(OS)要件
・Mac OS X 10.9 以降(Chrome ブラウザを搭載)
・Windows 7 以上(Chrome ブラウザを搭載)
・Chrome OS 搭載端末
注意点
WI-FIルーターが必要。(WiMAX2+のポケットWiFiでも可。)
(裏技的な方法としてスマホのデザリングを使う方法もある)
WI-FIルーターが必要。(WiMAX2+のポケットWiFiでも可。)
(裏技的な方法としてスマホのデザリングを使う方法もある)
使用環境にもよるがWi-Fiルーターを介するため、Miracastよりも遅延が大きいとされる。
こちらのサイトによると約0.2秒
こちらのサイトによると約0.2秒
3.ワイヤレスHDMI
送信側(PC)、受信側(ディスプレイ)それぞれにアダプターをつける方式です。
メリット
最新のパソコンではなくとも基本的にHDMIに対応していればどんなパソコンでも実施できます。また接続が簡単。
Miracastを使ったものに比べ値段が高めなのが欠点です。
まとめ
遅延速度・・・速い ワイヤレスHDMI Miracast Chromecast 遅い
価格 ・・・安い Chromecast Miracast ワイヤレスHDMI 高い
予算が許すならワイヤレスHDMI、低予算ならMircastがおすすめです。
出費を抑えたいけれども古い機器を使っている場合はChromecast
おまけ タブレットに画面を複製する方法
もしタブレットを持っていたら接続機器を用いなくともMiracastやアプリを使ってパソコンの画面を表示させることができます。例えば
TwomonAir
Komados
pacedeskなどがあります。
注意点として遅延がひどかったり、動画再生ができないという場合があります。
例えばKomadosでは約1秒の遅延がありました。