2018年10月30日火曜日

夏目友人帳 LaLa2018年12月号 あらすじと 感想 怪しき来訪者の章 後編【ネタバレ注意】

LaLa2018年12月号掲載の夏目友人帳の怪しき来訪者の章の後編
あらすじの紹介と感想です。
前編はこちら



あらすじ


三篠と頻繁に会い、出掛けるにつれ田沼はだんだんと具合が悪くなっていく。
なぜ田沼を連れまわすのか夏目が聞いても三篠は答えてくれない。
そして「私に話をさせるなどあなたにはカンタンなことなのに」そう言い残し三篠は立ち去った。

田沼は夢を見る。それは最近よく見る沼の上に立っている夢。
そこで人影を見つける。その人影は木の傍にたっていた。
田沼はその木に見覚えがあった。それは自分の家の庭の木だった。
起きた田沼はその木のもとに向かう。そしてそこで何かを見つける。

一方、夏目は友人帳を前に悩んでいた。
ニャンコ先生は言う「三篠は友人帳に名前がある。名を呼んで「話せ」と命じればすむことだ」と
しかし夏目は友人帳を使わず三篠のもとに話を聞きにあいに行く。
「従わせてしまったら今 ある何かが消えてしまう気がするだから頼みごとをしに会いに来たんだ」
「相変わらず意味の分からぬことばかりおっしゃいますな。」
そういう三篠はつまらぬことだからと話してくれず、夏目を家まで送って返した。
その道中、三篠は自分のことについて話す。

自分は沼の主と言われているがずっと前は姿かたちもなく沼に住み着く名もなき者だった。しかし、ある時人が供物だと沼に馬を投げ込んできた。その馬の姿を気に入り取れこんで「姿」を得た。そのことにより供物の力というやつか力を得た。

田沼の家をはさんで向かい側にもう一つ沼があると言う。自分が住む沼とそっくりだった双子のような沼があったと。

次の日、田沼に見てほしいものがあると言う。庭の木と岩の間に二つの木偶人形があったと見せる。三篠はおれじゃない相手に話しかけている気がするという。
そしてやってきた三篠に夏目は言う。田沼に何かとりついているのかと。

三篠は答えた。そいつはササメといって向こうの沼の主。二人は時々真ん中の古寺に集まり勝負をしていた。ササメは「姿」をもたないため木偶人形を依り代に降りてくる。しかし今回は人形でなく田沼に入ったと。
このまま勝負をすれば田沼の命が危なくかつて勝負を行った場所を共に回ることで早く勝負がしたくなり木偶に移りはしないかと田沼を連れまわしていたと。

そんな話をしている間に田沼はどこかに消えてしまいます。
田沼はササメに言います。
「オレの中いればミスズに追いつけるのか?つらいよな友人に追いつけないと感じるのは」
そこに双子の木偶人形をもった夏目と三篠が来ます。
ササメと三篠はでき人形に入れ勝負とどこかへ飛んでいきました。

田沼はそのまま熱を出し数日寝込んでしまいます。
回復した田沼は倒れる前の記憶があやふやだと言います。
「じゃあな」と夏目に言い立ち去る田沼ですが夏目のうしろにいる三篠にはもう気が付きません。
三篠は言います「田沼要なかなか面白い奴ですな。」

感想

今月号では三篠について生い立ちなどいろいろと明らかになりました。
田沼は三篠の妖の姿をみることはできませんでした。
しかし三篠は田沼のことを面白い奴と気にいたため、今後また絡んでくるかもしれません。

3号連続掲載

通常は隔月で掲載されていますが来月(1月号)も掲載されるようです。
次回付録はニャンコ先生シール付きカレンダーです。

最新情報

単行本最新巻発売中

単行本23巻が9月5日に発売されました。


映画のノベライズ版発売

2018年9月29日(土)全国ロードショー。劇場版アニメ『夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜』のシナリオをノベライズしたものが発売されます。

これまでのアニメを見る

これまでに放送されたアニメを見るならU-NEXTがおすすめです。
1期~6期まですべて配信されています。
1か月間無料体験ができるのでその間に頑張ればすべて見れるでしょう。
残念ながらHuluやNetflixでは配信されていません。(2018年4月現在)



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2018年10月29日月曜日

呪術廻戦 33話 感想と考察【ネタバレ注意】

いよいよ団体戦。各校の戦略は。
ジャンプ2018年48号掲載の呪術廻戦33話の感想と今後の展開を考察していきます。


あらすじ

33話 京都姉妹校交流会ー団体戦①

1日目の団体戦は”チキチキ呪霊討伐猛レース”
指定された区間内に放たれた二級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる。
3級以下の呪霊も複数はなたれており、
日没までに決着がつかなかった場合討伐数の多いチームの勝ち。
妨害行為アリなどそれ以外のルールは一切なし。

それぞれのチームが作戦会議をします。
京都校のミーティングでは楽厳寺学長が虎杖を殺せと言います。
東堂は指図するなと出て行ってしまいます。

その頃五条先生は歌姫(京都校の引率の準一級の巫女)に
高専に呪詛師或いは呪霊と通じている奴がいると
京都校側の調査を頼みます。

感想など

チキチキ呪霊討伐猛レース

2級呪霊を探して倒せば勝ちのこのゲーム
2級呪霊とは通常の兵器が呪霊に有効だとすると散弾銃でギリのレベルの強さ。
2級呪術師である伏黒なら余裕をもって勝てるぐらいの強さです。
そのためいかに早く見つけること鍵となりそうです。
索敵能力に優れていそうなのは東京校では式神を使える伏黒(だけ)。
京都校では西宮桃(魔女だから飛べそう)
あと陰陽師ぽく式神とか使えそうな加茂(賀茂という有名な陰陽師の家があります。)

なので索敵の鍵と術師をいかに妨害するか・・・
みたいな話には本編ではならず京都校では虎杖を殺す算段が話しあわれています。
加茂のように虎杖を殺すのに積極的な人もいれば三輪のように消極的な人もいます。

呪霊と通じているのは誰か

候補1 楽厳寺学長
うさんくさくとりあえず怪しい人物。
しかし、呪霊と組むなどいうことを彼はしそうにありません。
前にも書きましたが私が協力者として伊地知が一番怪しいと思っています。
夏油は虎杖が生きていることを知っていたり、漏瑚は校長と面談にいく五条先生をピンポイントで襲っています。
これらの情報を知っているのは、五条先生、伊地知、家入、(学長)くらいです。

呪術師は呪力で殺さなければ呪いになる可能性がある

虎杖が生きていることに関しての会話の中で呪術師は呪力で殺さなければ呪いになることが示唆されました。死んだと思っているのに生きていた人物は虎杖のほかに夏油がいます。彼が生きているのもこのあたりが関係があると思われます。

前日譚東京都立呪術高等専門学校予約中


今の東京校、2年生の乙骨勇太が主人公。今週、言及があった里香ちゃんがいかに強いかがわかります。

3巻予約受付中

2巻発売中

特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
また、1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等だけでなく呪術の解説も収録です。


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2018年10月25日木曜日

猫又(ネコマタ) なぜ二つの尻尾を持つか

化け猫とネコマタ。その違いは何だろうか
ネコマタというと「猫が長く生きたことにより妖怪となり尻尾が二つの分かれる」
そんなイメージを持つだろう。
しかし、この二又の尻尾のイメージは最初はなかったのだ。

ネコマタの語源

ネコマタは古い妖怪である。その語源ははっきりとはわからないものの二つの有力な説がある。
古語である「ネコマ」が語源説
例えば「伊呂波字類抄」(1180)において猫の訓として「子コマ(ねこま)」がある。
これに複数形としてタがつき「ネコマタ」となったと考えられる。

猱(また)という字を由来とする説(猱は猿という意味)
日野巌(1898~1985)は猱とは山中を自在に生きる猿や猫を指す字であり、それが自在とともに使われなくなり「ネコマタ」の言葉のみが残ったという。

ネコマタの登場

ネコマタが最初に登場するのは藤原定家の「明月記」だ。
当時南都に猫胯(ネコマタ)という獣出て来。一夜にして人七八人噉ふ。(中略)目は猫の如く其の体犬の長さ如しと
ここではまだネコマタに二又の尻尾 はない。
鎌倉時代の「徒然草」や時代は進み江戸時代前期「本朝食鑑」においても「ネコマタ」という言葉は出てくるが猫に似た人を喰う化けものとだけのイメージである。

しかし十八世紀以降になると二又のネコマタが登場する。(大和怪異紀、安斎随筆等)

その要因として考えられるのは玉藻の前という妖怪の影響である。
現代では玉藻の前は九尾の妖狐として考えられるがもともとは「2尾の狐」である。(神明記)
1653年の「玉藻の前草子」においても
尾二つ有るべし。
との記述がある。しかし江戸時代中国から妲己のような物語が輸入され玉藻の前は九尾の狐になる。そしてちょうどそのころネコマタは二つの尻尾をもつようになる。この二つの尻尾という要素が玉藻の前からネコマタに移っていったと考えられるのだ。

2018年10月22日月曜日

呪術廻戦 32話 感想と考察【ネタバレ注意】

いよいよ交流戦。新キャラ登場。
ジャンプ2018年47号掲載の呪術廻戦32話の感想と今後の展開を考察していきます。


あらすじ

32話 反省

真人と漏瑚は湯治中 。漏瑚の頸から下もすでに生えています。
宿儺の指は全部揃え後に虎杖に喰わせるつもりのようです。
なにやら夏油には高専にある指を回収する作がある模様。

一方、五条は七海から今回の高校での事件について報告を聞いています。
虎杖が不要な責任を感じないよう順平の家に宿儺の指があったことは虎杖には伝えていないとのこと。

今年の交流会は東京校でやることを聞き野薔薇は残念がります。
去年勝った方でやるということで去年の交流会は乙骨に里香ちゃんがいたため圧勝だったようです。
そこに京都校の準1級の庵歌姫が京都校の生徒を連れて来ます。
以前登場した生徒に加え、3年の魔女の西宮桃 、加茂憲紀、ロボの2年・究極メカ丸

五条がそこに虎杖を連れていきます。
驚く楽厳寺学長(京都校の学長で五条先生の言うところの上層部)

感想など

里香ちゃんとは

前日譚「東京都立呪術高等専門学校」のに出てきた特級過呪怨霊。 
乙骨を傷つけるものを許さない怨霊。
特級というだけあってその力は強く、五条先生を倒すため夏油が狙うほど。

夏油はどうするか

手は打ってあるという夏油は
「そのために手持ちの指を高専に回収させた」と言いました。
おそらくレーダーのような機能を仕掛けてあって指の保管場所がわかるようなっているのだと思われます。もし同じ場所に他の指も保管してあったら一網打尽です。


伏黒は禪院家の血筋

伏黒は禪院家の血筋だと言うことが明らかになりました。呪術廻戦では菅原道真の子孫だから乙骨にすごい素質があるなど血筋はわりと重要です。まだ明らかとなっていない御三家が今回の新キャラの中にいるかもしれません。特に禪院家の事情に明るそうな加茂君が怪しいと思っています。

新キャラ登場

京都校の生徒が登場しました。今回、魔女であったり、ロボットであったり日本の呪術と少しも関係ないというところが驚きました。
乙骨が今が海外にいたり、前日譚の都立呪術高専で海外の呪術師が出たりとしてましたがこの物語は舞台は日本だけでないようです。

キャラについては 呪術廻戦 登場人物と使用呪術のまとめも参照してください。


前日譚東京都立呪術高等専門学校予約中


今の東京校、2年生の乙骨勇太が主人公。今週、言及があった里香ちゃんがいかに強いかがわかります。

3巻予約受付中

2巻発売中

特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
また、1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等だけでなく呪術の解説も収録です。


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2018年10月15日月曜日

呪術廻戦 31話 感想と考察【ネタバレ注意】

宿儺のきまぐれにより一転、絶体絶命の真人。
ジャンプ2018年46号掲載の呪術廻戦31話の感想と今後の展開を考察していきます。


感想など

真人撤退

最後の力を振り絞り、真人は撤退しました。
やはり領域展開の呪力の消費量はかなり多いようです。

撤退をしたものの今回はほぼ真人の計画通り進みました。
しかし、最終目的は果たせませんでした。そのあたりを考察していきます

真人の目的は虎杖に宿儺優位の”縛り”を結ばせること。
殺したいほど憎い相手(真人)を殺せない時、虎杖は宿儺に頼るはずだという計画でした。
「虎杖が宿儺に頼る」という点では順平の魂を弄った時点で達成されました。
しかし、他人を直すのは専門外なのかきまぐれなのかわかりませんが、宿儺は縛りを断りました。
その後は優勢に戦いを進めるものの虎杖が魂の輪郭を認識できることで苦戦します。
その後、領域展開をするも宿儺によって破られました。

失敗の要因としては虎杖の攻撃が真人に聞いたことにより無敵でいられなかったこと
そして宿儺が非協力的だったということが言えます。

そもそも宿儺はすでに縛りを結んでいてこれ以上の縛りを積極的に結ぼうとしていなかったと考えられます。

その理由としては
七海は真人には虎杖を殺せない理由があると推察していました。
宿儺がそのことに気がついている可能性は高く、真人の目的を理解していた可能性があります。
またそうでなくとも真人の計画通りこの機を利用して自分に有利な縛りが結べるよう虎杖をそそのかすことは十分考えられる状況でした。
しかし、何もせずまた、唯一の興味は伏黒だということから今の縛りで十分だと考えていそうです。

今後の予想

「宿儺さえ復活すれば呪い時代がくる」
そう真人は思っています。今後、宿儺の指集めを間接的に協力してくることがあるかもしれません。

次は交流戦です。万全の状態でハロウィンを迎えるため真人たちはおとなしく回復に専念し乱入はないと予想します。しかし虎杖の魂を次どう殺そうか考えており、高専にちょっかいをかけてくることも十分考えられます。






2巻発売中

特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
また、1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等だけでなく呪術の解説も収録です。

また1巻にキャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されています。

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