2018年10月29日月曜日

呪術廻戦 33話 感想と考察【ネタバレ注意】

いよいよ団体戦。各校の戦略は。
ジャンプ2018年48号掲載の呪術廻戦33話の感想と今後の展開を考察していきます。


あらすじ

33話 京都姉妹校交流会ー団体戦①

1日目の団体戦は”チキチキ呪霊討伐猛レース”
指定された区間内に放たれた二級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる。
3級以下の呪霊も複数はなたれており、
日没までに決着がつかなかった場合討伐数の多いチームの勝ち。
妨害行為アリなどそれ以外のルールは一切なし。

それぞれのチームが作戦会議をします。
京都校のミーティングでは楽厳寺学長が虎杖を殺せと言います。
東堂は指図するなと出て行ってしまいます。

その頃五条先生は歌姫(京都校の引率の準一級の巫女)に
高専に呪詛師或いは呪霊と通じている奴がいると
京都校側の調査を頼みます。

感想など

チキチキ呪霊討伐猛レース

2級呪霊を探して倒せば勝ちのこのゲーム
2級呪霊とは通常の兵器が呪霊に有効だとすると散弾銃でギリのレベルの強さ。
2級呪術師である伏黒なら余裕をもって勝てるぐらいの強さです。
そのためいかに早く見つけること鍵となりそうです。
索敵能力に優れていそうなのは東京校では式神を使える伏黒(だけ)。
京都校では西宮桃(魔女だから飛べそう)
あと陰陽師ぽく式神とか使えそうな加茂(賀茂という有名な陰陽師の家があります。)

なので索敵の鍵と術師をいかに妨害するか・・・
みたいな話には本編ではならず京都校では虎杖を殺す算段が話しあわれています。
加茂のように虎杖を殺すのに積極的な人もいれば三輪のように消極的な人もいます。

呪霊と通じているのは誰か

候補1 楽厳寺学長
うさんくさくとりあえず怪しい人物。
しかし、呪霊と組むなどいうことを彼はしそうにありません。
前にも書きましたが私が協力者として伊地知が一番怪しいと思っています。
夏油は虎杖が生きていることを知っていたり、漏瑚は校長と面談にいく五条先生をピンポイントで襲っています。
これらの情報を知っているのは、五条先生、伊地知、家入、(学長)くらいです。

呪術師は呪力で殺さなければ呪いになる可能性がある

虎杖が生きていることに関しての会話の中で呪術師は呪力で殺さなければ呪いになることが示唆されました。死んだと思っているのに生きていた人物は虎杖のほかに夏油がいます。彼が生きているのもこのあたりが関係があると思われます。

前日譚東京都立呪術高等専門学校予約中


今の東京校、2年生の乙骨勇太が主人公。今週、言及があった里香ちゃんがいかに強いかがわかります。

3巻予約受付中

2巻発売中

特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
また、1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等だけでなく呪術の解説も収録です。


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2018年10月25日木曜日

猫又(ネコマタ) なぜ二つの尻尾を持つか

化け猫とネコマタ。その違いは何だろうか
ネコマタというと「猫が長く生きたことにより妖怪となり尻尾が二つの分かれる」
そんなイメージを持つだろう。
しかし、この二又の尻尾のイメージは最初はなかったのだ。

ネコマタの語源

ネコマタは古い妖怪である。その語源ははっきりとはわからないものの二つの有力な説がある。
古語である「ネコマ」が語源説
例えば「伊呂波字類抄」(1180)において猫の訓として「子コマ(ねこま)」がある。
これに複数形としてタがつき「ネコマタ」となったと考えられる。

猱(また)という字を由来とする説(猱は猿という意味)
日野巌(1898~1985)は猱とは山中を自在に生きる猿や猫を指す字であり、それが自在とともに使われなくなり「ネコマタ」の言葉のみが残ったという。

ネコマタの登場

ネコマタが最初に登場するのは藤原定家の「明月記」だ。
当時南都に猫胯(ネコマタ)という獣出て来。一夜にして人七八人噉ふ。(中略)目は猫の如く其の体犬の長さ如しと
ここではまだネコマタに二又の尻尾 はない。
鎌倉時代の「徒然草」や時代は進み江戸時代前期「本朝食鑑」においても「ネコマタ」という言葉は出てくるが猫に似た人を喰う化けものとだけのイメージである。

しかし十八世紀以降になると二又のネコマタが登場する。(大和怪異紀、安斎随筆等)

その要因として考えられるのは玉藻の前という妖怪の影響である。
現代では玉藻の前は九尾の妖狐として考えられるがもともとは「2尾の狐」である。(神明記)
1653年の「玉藻の前草子」においても
尾二つ有るべし。
との記述がある。しかし江戸時代中国から妲己のような物語が輸入され玉藻の前は九尾の狐になる。そしてちょうどそのころネコマタは二つの尻尾をもつようになる。この二つの尻尾という要素が玉藻の前からネコマタに移っていったと考えられるのだ。

2018年10月22日月曜日

呪術廻戦 32話 感想と考察【ネタバレ注意】

いよいよ交流戦。新キャラ登場。
ジャンプ2018年47号掲載の呪術廻戦32話の感想と今後の展開を考察していきます。


あらすじ

32話 反省

真人と漏瑚は湯治中 。漏瑚の頸から下もすでに生えています。
宿儺の指は全部揃え後に虎杖に喰わせるつもりのようです。
なにやら夏油には高専にある指を回収する作がある模様。

一方、五条は七海から今回の高校での事件について報告を聞いています。
虎杖が不要な責任を感じないよう順平の家に宿儺の指があったことは虎杖には伝えていないとのこと。

今年の交流会は東京校でやることを聞き野薔薇は残念がります。
去年勝った方でやるということで去年の交流会は乙骨に里香ちゃんがいたため圧勝だったようです。
そこに京都校の準1級の庵歌姫が京都校の生徒を連れて来ます。
以前登場した生徒に加え、3年の魔女の西宮桃 、加茂憲紀、ロボの2年・究極メカ丸

五条がそこに虎杖を連れていきます。
驚く楽厳寺学長(京都校の学長で五条先生の言うところの上層部)

感想など

里香ちゃんとは

前日譚「東京都立呪術高等専門学校」のに出てきた特級過呪怨霊。 
乙骨を傷つけるものを許さない怨霊。
特級というだけあってその力は強く、五条先生を倒すため夏油が狙うほど。

夏油はどうするか

手は打ってあるという夏油は
「そのために手持ちの指を高専に回収させた」と言いました。
おそらくレーダーのような機能を仕掛けてあって指の保管場所がわかるようなっているのだと思われます。もし同じ場所に他の指も保管してあったら一網打尽です。


伏黒は禪院家の血筋

伏黒は禪院家の血筋だと言うことが明らかになりました。呪術廻戦では菅原道真の子孫だから乙骨にすごい素質があるなど血筋はわりと重要です。まだ明らかとなっていない御三家が今回の新キャラの中にいるかもしれません。特に禪院家の事情に明るそうな加茂君が怪しいと思っています。

新キャラ登場

京都校の生徒が登場しました。今回、魔女であったり、ロボットであったり日本の呪術と少しも関係ないというところが驚きました。
乙骨が今が海外にいたり、前日譚の都立呪術高専で海外の呪術師が出たりとしてましたがこの物語は舞台は日本だけでないようです。

キャラについては 呪術廻戦 登場人物と使用呪術のまとめも参照してください。


前日譚東京都立呪術高等専門学校予約中


今の東京校、2年生の乙骨勇太が主人公。今週、言及があった里香ちゃんがいかに強いかがわかります。

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2018年10月15日月曜日

呪術廻戦 31話 感想と考察【ネタバレ注意】

宿儺のきまぐれにより一転、絶体絶命の真人。
ジャンプ2018年46号掲載の呪術廻戦31話の感想と今後の展開を考察していきます。


感想など

真人撤退

最後の力を振り絞り、真人は撤退しました。
やはり領域展開の呪力の消費量はかなり多いようです。

撤退をしたものの今回はほぼ真人の計画通り進みました。
しかし、最終目的は果たせませんでした。そのあたりを考察していきます

真人の目的は虎杖に宿儺優位の”縛り”を結ばせること。
殺したいほど憎い相手(真人)を殺せない時、虎杖は宿儺に頼るはずだという計画でした。
「虎杖が宿儺に頼る」という点では順平の魂を弄った時点で達成されました。
しかし、他人を直すのは専門外なのかきまぐれなのかわかりませんが、宿儺は縛りを断りました。
その後は優勢に戦いを進めるものの虎杖が魂の輪郭を認識できることで苦戦します。
その後、領域展開をするも宿儺によって破られました。

失敗の要因としては虎杖の攻撃が真人に聞いたことにより無敵でいられなかったこと
そして宿儺が非協力的だったということが言えます。

そもそも宿儺はすでに縛りを結んでいてこれ以上の縛りを積極的に結ぼうとしていなかったと考えられます。

その理由としては
七海は真人には虎杖を殺せない理由があると推察していました。
宿儺がそのことに気がついている可能性は高く、真人の目的を理解していた可能性があります。
またそうでなくとも真人の計画通りこの機を利用して自分に有利な縛りが結べるよう虎杖をそそのかすことは十分考えられる状況でした。
しかし、何もせずまた、唯一の興味は伏黒だということから今の縛りで十分だと考えていそうです。

今後の予想

「宿儺さえ復活すれば呪い時代がくる」
そう真人は思っています。今後、宿儺の指集めを間接的に協力してくることがあるかもしれません。

次は交流戦です。万全の状態でハロウィンを迎えるため真人たちはおとなしく回復に専念し乱入はないと予想します。しかし虎杖の魂を次どう殺そうか考えており、高専にちょっかいをかけてくることも十分考えられます。






2巻発売中

特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
また、1巻と同様、書下ろしマンガ、キャラプロフィール等だけでなく呪術の解説も収録です。

また1巻にキャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されています。

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2018年10月6日土曜日

呪術廻戦 30話 感想と考察【ネタバレ注意】


必中の領域に取り残された七海。
ジャンプ2018年45号掲載の呪術廻戦30話の感想と今後の展開を考察していきます。


あらすじ

真人の領域展開により虎杖は領域外に出され七海は真人と領域内で1人対峙する。
領域展開は必中。真人の術式は対象に掌で触れることで魂に干渉する。
七海は絶体絶命のピンチです。
ここで七海の回想に入ります。
「呪術師はクソだ。他人のために命を投げ出す覚悟を時に仲間に強要しなければならない。だから辞めた というより逃げた。」
しかし、呪霊を祓い、感謝されたことで呪術師に生きがいを見つけ戻ります。

回想が終わり、いよいよやられる。その時に虎杖が現れます。
領域は「閉じ込めること」に特化した結界。侵入するのは容易いのです。
虎杖には宿儺がいます。
「二度はない」
真人は切られ領域は崩壊します。

感想など

宿儺の術式

宿儺は領域展開中の真人を一撃で葬りました。虎杖がその様子に驚いていることから
「契闊」によって出てきたのではなく、利害が一致したことにより、真人を攻撃できたと思われます。
また、虎杖は真人に直接触れている様子がないため、宿儺は術式を用いて遠距離攻撃を仕掛けたと推察。
すなわち宿儺の術式は直接触れることなく、相手を切り裂くことができるものだと予想されます。

なぜ宿儺は伏黒恵に興味をもっているのか

宿儺は伏黒に興味をもっています。
そのために「面白いものが見れそうだ」と虎杖と縛りを結び生き返ったほどです。(厳密には死んでいないけれど)
しかし、今の宿儺を見ると伏黒と戦った時は相当手加減していたことがわかります。
伏黒は※すごい技を出そうとしていましたが、それでも五条先生ではなく伏黒だけに興味をもっているのか解せません。

※伏黒の呪術 式神についての記事も参考

一つ考えられるのは宿儺は伏黒の術式を興味深そうに見ていました。
術式は遺伝する(2巻より)
なので過去に伏黒と同じ術式を使う面白い(強い)術者にあったことが考えられます。
また、五条先生と伏黒は高専に入り前からの知り合いで五条家は菅原道真と遠縁です。
(なお、史実においても菅原家と公家の五条家は血のつながりがあります。)
伏黒も由緒ある血筋の可能性もあります。

五条先生は家族とうまくいっていないことが示唆されており、また伏黒も父親と因縁があるなどこのあたりの<家>の話は今後連載が続けば出てくるのではないかと思います。





2巻発売中

特級呪霊との闘いなど目の離せない展開が収録されています。
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また1巻にキャラの詳細がわかるプロフィールおまけ漫画など書下ろし要素多数収録されています。

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