2018年4月16日月曜日

呪術廻戦 7話 感想と考察【ネタバレ注意】


特級の呪霊を相手に絶対絶命の状況の虎杖たち。さらに面白くなっていく呪術廻戦7話の感想と考察を行っていきます。


これまでの話の内容はこちら


あらすじ

受胎戴天-弐


特級呪霊と対峙し絶体絶命の虎杖と伏黒。
そこで虎杖は自分の中の宿儺(特級相当の呪い)に協力しろといいますがなんと断らます。
宿儺曰く
まだ切り分けた18の魂があり虎杖が死んで2つの魂が消えても大丈夫だと
また、もし体の支配権を渡したら呪霊よりも先に伏黒と釘崎を殺すと言います。
そこで虎杖は自分が呪霊を足止めするので伏黒は釘崎を連れて逃げろと言います。
そうしたら、宿儺とかわる(宿儺に支配権を預ける)という作戦です。
特級呪霊を相手に一人で足止めなんてできるわけがないという伏黒ですが相手が自分をなめて遊んでいるためどうにかなると言います。
虎杖の案を受け入れ伏黒は式神を召喚し釘崎を探しながら離脱します。
そのころ釘崎は呪霊に足を捕まれ食べられそうになっていました。
そこに伏黒が間に合い釘崎を助け脱出に成功します。
成功した合図を聞き虎杖は宿儺と変わります。


感想



今回の面白かったところは主人公たちに都合よく簡単に話が進んで行かないというところです。宿儺はすんなりと言うこと聞きません。そこで状況をみて次善の策をとろうとするところが良かったです。また、虎杖は今回自分が弱いことを自覚します。これから虎杖がどう強くなっていくか楽しみです。

今回判明したこと


宿儺は協力的でない



宿儺は協力的ではありません。そして宿儺の言うことがはったりではないとすると他の魂があれば一部が欠けても大丈夫そうです。つまり、全部揃うと完全に復活するとか、全て揃うことが宿儺にとって優先すべき目標ではないと考えられます。


伏黒の式神は便利



今回、伏黒は犬と鵺と蛙を召喚しました。王犬には探査能力があり、鵺はとべます。また犬は前回倒されたはずなので再度召喚すればまた復活することが判明しました。
伏黒の式神についてこちらでまとめと考察を行っています。


次週の予想


次週は特級呪霊vs宿儺です。
ピンチを脱出したように思えますが思い出してください1年生3人のうち1人死亡するのです。すんなりと宿儺の勝利というわけにはいかなそうです。そこで次週の予想をすると

1.宿儺と代わったはいいが苦戦する
いくら宿儺が呪いの王といえでも虎杖の中にいるのはその一部にすぎません。

2.伏黒、釘崎たちの前に新たな呪霊が出現する
強力な呪いよってきた他の呪霊が現れる可能性があります。

1年生3人の内死ぬのはだれか?

ここでも考察しましたが改めて予想します。
私は虎杖を呪術高専が始末しようとしている呪術高専の陰謀論を押しています。
今回話が進みましたが一番死亡しそうなのは呪霊と戦っている虎杖です。
虎杖が死ぬ場合、呪霊に宿儺ごと負ける。宿儺が暴走して(したとして)他の術師に殺されることが考えられます。他の二人は脱出が成功したので可能性は低くなったと考えています。

コメント欄の下でだれが死ぬのか予想の投票を行っています。
よかったら参加してみてください。



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2018年4月15日日曜日

付喪神~妖怪になりきれないまま捨てられた悲しい妖怪~

よく知られた古道具の妖怪、付喪神。100年の時を得ると道具は魂をもって妖怪になるといわれている。そのため99年たつと捨てられてしまう。そんな悲しい話もある付喪神について解説していきます。

 

付喪神とは

古道具が100年の時を得て魂をもち妖怪になったといわれています。その姿はよく古道具に手足が生えた様子で描かれます。
また、前述のように100年たつ前、つまり99年たった古道具を路地に捨てるという風習「煤払い」というものがあります。

古道具の逆襲

しかし古道具からみればこんな悲しいことはありません。長い間、人間のため役立ってきたのに何のお礼もなく100年たつからという理由で捨てられてしまうのです。。
そこで捨てられた道具が反乱を起こしたという話があります。康保(西暦1000年ぐらい)のとき彼らは京の町、白河付近に出没しては人間や馬をさらい食べたというのです。

付喪神になる古道具の種類

日常生活に使う道具全般が付喪神になっているイメージがありますがどのような道具がなりやすいのでしょうか。付喪神の話を調べてみると楽器がよく登場します。琴や琵琶、太鼓など。また瓢箪や鐘の付喪神もいます。一般的に空洞のものには霊がこもりやすいとされているのです。

座敷童子 実は悲しい妖怪?

会いたくない妖怪は数多くいるけれど会っても座敷童子ならあってもいいかなと思う人もいるかもしれない。そんな座敷童子について解説していきます。

座敷童子とは

住み着く家に富と名声をもとらす妖怪と知られています。その姿は5,6歳ぐらいのおかっぱ頭をした幼子とされています。男の子も女の子もいます。音をたてて人を脅かそうとしたりもしますが住み着いた家に富と名声をもとらすため怖がる必要はありません。しかし、去られた家は没落するといわれているので厚遇したほうが良いです。貧乏神の反対のような性質をもった妖怪といえます。

登場エピソード

座敷童子は主に東北地方に伝わる伝承とされています。そのため、柳田國男の『遠野物語」などに登場します(17話・18話)。また、岩手県の旅館「緑風荘」では座敷わらしの出没する宿として有名です。

正体

その正体については以下の三つの説があります。

1.幼くして亡くなったこの霊
家の中で埋葬された子供の霊魂。昔は「7歳までは」神のうち」という信仰から死体を外に出さず埋める風習がありました。

2.河童
いたずら好きの河童がりくに上がって住み着いたもの

3.大工の呪い
大工が家の工事の際、気持ちよく仕事ができなかったので呪い

座敷童子の悲しい伝承

最後に座敷童子に関する悲しい話を紹介します。
昔は、口減らしのために子供を間引くことが行われていました。東北地方では子を石臼の下敷きにして殺し、墓ではなく土間や台所などに埋める風習があったとされます。そうした非業の死を遂げた幼子たちの霊魂が家の中にとどまり続けたのが座敷童子とされる考えがあります。
座敷童子が話で登場する家は旧家であることが多いです。また、村の外から訪れた巡礼僧を殺した家が後に没落するという伝承と結び付けられて語られていることがあります。そのため座敷童子は村落共同体における暗部の象徴とする考え方があるのです。

2018年4月14日土曜日

コックリさんについて

ここでは有名な学校の怪談コックリさんについて解説する

コックリさん


狐の霊魂を呼び出す降霊術といわれている。そのため漢字で狐狗狸さんと書く。また、死んだ子供の霊によるものと言う説もある 。

コックリさんのやり方

机の上に「はいといいえ、鳥居、0~9までの数字、五十音の表」を記入した紙を置き、その紙の上に硬貨を置いて参加者全員の人差し指を添えていく。全員が力を抜いて「コックリさん、コックリさん、おいでください。」と呼びかけると硬貨が動く。聞きたいことを質問する。すると硬貨が動き質問に答えてくれる。終わるときは「コックリさん、コックリさん、どうぞおもどりください」と呼びかけて、コックリさんが「はい」と答えた後、鳥居まで硬貨ががもどってきたら、「ありがとうございました」と礼を言って終了する。

コックリさんの呪い


途中で手を硬貨から離した者、あるいはコックリさんに「コックリさん、ありがとうございました。お離れ下さい。」と言ったのに対してコックリさんがその場から動かなかった場合は全員が取り憑かれてしまうと言われている。
また、使われたコインはいつまでも持っていると不幸になると言われている。

実際に起きたコックリさんの事件
だいぶ前のことだがある中学校でコックリさんを行った生徒が次々と倒れ、救急車を呼び生徒が病院に搬送されたという出来事があった。科学的な原因としては偶然による集団的ヒステリーと考えられた。何にせよこの遊びは軽々しくやってはいけない危険な遊びであるといえよう。

夏目友人帳 LaLa2018年1月号あらすじと 感想【ネタバレ注意】

LaLa2018年1月号掲載の夏目友人帳 約束の残る家の章 前編の感想を書いていきます。
今回は久しぶりに的場と名取が出てくる話です。

あらすじ

夏目は名取に誘われ枇杷を取りに元祓い屋 旧依島邸に行く。
夏目は枇杷をとろうと門柱に上ったところに1つ向こうの家から布がとんできた。
夏目と名取はその家まで布を返しに行くがそこには祓い屋の的場がいた。
その家は的場一門の三春家。的場は三春家のしきたり「3柱様」を途絶えてしまった三春家の代わりに行っていた。
三春家には守り神のような妖が3体いて数十年に一度そのうちに一体がやってくるのでお迎えしないといけない。
玄関を開けてしまい儀式を邪魔してしまったということで名取は儀式を手伝うことに。夏目もそもそもの原因は布を拾った自分にあると手伝うことになる。
儀式を妨害するやつがいるかもしれないと夏目は妨害者を探すことになる
怪しい音がしたので確認にはいった的場と名取は閉じ込められてしまう。

感想

・名取は夏目の様子を尋ねるために夏目の家に電話する
・すると塔子さんが出て、枇杷の話をすると貴志君を連れて行ってほしいと頼まれる。
この物語はこうした二人の優しさによってはじまります。そんなところが微笑ましくて素敵です。

的場は祓い屋をやめたいと思ったことはあるかという夏目の質問に「ただの1度も」と答えます。
こんなふうに答えられる的場はすごいと思います。夏目も思ったように名取はたぶんそうではないでしょう。

疑問に思ったこと
一族が滅んだのに妖がしきたりを続けて訪れ続けるのはなぜか?
妖は人の血が途絶えることが理解できないのかと的場は言っていますか本当にそうなのでしょうか。

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呪術廻戦 考察 死ぬのは誰か【ネタバレ注意】

1年生3人の内死ぬのはだれか?

ここでは呪術廻戦5話で予告された1年生3人の内死ぬのはだれか?を考察します。


 

まずは候補者を簡単に紹介します。


1.虎杖悠仁(いたどりゆうじ)
主人公。呪術なしで驚異的な身体能力をもつ。特級の呪い宿儺を制御できる。

2.伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
1話から登場。1年生では最も高専の古参。
使用呪術は式神を召喚するというもの。

3.釘崎野薔薇(くぎさきのばら)
一年生の紅一点。小学生の時の友達、沙織に会いたいと思っている。使用呪術は芻霊呪術
芻霊とは古代中国での藁人形を指す言葉で釘を用いて相手に呪力を流し込んだり、藁人形を相手と見立ててダメージを与えるいわゆる丑の刻参りを行う


まずは死ぬとおもわれる理由をそれぞれ考えていきます。


1.虎杖悠仁
宿儺あるいは驚異的な身体能力の秘密により死んでも生き返りそう

2.伏黒恵
1話の呪いとの戦闘からそれほど強くなさそう

3.釘崎野薔薇
芻霊呪術は多くの呪いとの戦いに不向きそう

次に死なないと考えられる理由をそれぞれ考えてみると


1.虎杖悠仁
主人公だから。また特級呪物宿儺の力を使える。

2.伏黒恵
まだどのような人物か詳しく描かれていない。

3.釘崎野薔薇
紅一点。沙織に会うという伏線をまだ回収できていない。

結論

現時点の私の予想を書くと死ぬのは虎杖ではないかと考えています。
なぜなら呪術高専上層部の陰謀説を疑っているためです。
6話の感想でも書きましたが貴重な人材を”生存者の確認”という緊急度及び重要度の低い目的で危険な任務に送り込むのはおかしいと思います。そのため宿儺の力を確認するあるいは宿儺を殺すため虎杖ごと始末しようとしているのだと考えています。
とはいえ主人公なので虎杖の驚異的な身体能力の秘密あるいは宿儺の力により復活すると思います。


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呪術廻戦についてと紹介や考察[ネタバレ注意]

最近、週刊ジャンプに連載されている呪術廻戦が熱い。
テンポの良い会話。迫力なある呪術戦。
とにかく続きが気になる作品となっています。
そこでその概要を紹介しや考察を行っていきたいと思います。


ストーリーは

呪い。
辛酸・後悔・恥辱...。人間の負の感情から生まれる
禍々しきその力は、人を死へと導く。
ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、
高校生の虎杖は、呪いを廻る戦いの世界へと入っていく...!
異才が拓く、ダークファンタジーの新境地!             
ジャンプ公式HPより引用

これだけではよくわからないのであらすじをまとめると

あらすじ

呪い、時にそれは生き物の形をとったりと存在しているがそれを見ることができる者はほとんどいない。しかし、呪術師は確かに存在し教育する学校があるという世界観。
普通の高校生の虎杖が宿儺(強力な呪い)の一部を取り込む。普通は呪いに体を乗っ取られてしまうが虎杖は宿儺を制御できた。しかし、虎杖は呪術規定により処刑されることになっている。(器(虎杖)が死ねば宿儺も死ぬため上層部は宿儺を殺したいと考えている)しかし、虎杖は宿儺を取り込んでも制御できるということですべて(全部で20個)取り込むまで処刑が延期される。虎杖は呪術師の学校に転校することになる。

登場人物と使用呪術
各話の内容     は別記事にまとめました


呪いについて
呪霊、それは異形な形として存在していて普通の人はそれを見ることができない。
呪いは呪いでしか祓えない。
呪いには階級がある。これまでの一番上は特級で4級は雑魚レベル。
また、4話で「呪いは人の心から生まれる。人口に比例して呪いも多く強くなる」とあることから呪いは人間が生み出すものだと考えられます。また、後述の宿儺のように人も呪いになれることがうかががえます。今後、組織内の対立など人と人の呪術による戦いがみられるかもしれないです。

作中の呪いは宿儺や丑の刻参り(藁人形)など実際の呪術などがモチーフになっています。実際の呪術と言っても昔の俗信や迷信ではないかと思う方が多いと思いますが、実は今でも行われています。ある神社の御神木には藁人形がたくさん打ち付けられていたり…。もし呪術に興味があったらこちらの本がお勧めです。

呪いとは何か。藁人形の製作法などさまざまな呪術が紹介されています。
また、学研の本であり、わかりやすいです。

これまでの伏線

1.虎杖の身体の強さについて

虎杖はもともと砲丸を野球ボールのように投げるなど人間離れした身体能力をもっている。さらに宿儺を制御できるなどその体には謎が多い。また、作中いくどもなく周りがそれに驚く様子が描かれていることから何らかの秘密はあると思われます。また、祖父は出てきているも両親についての言及はない。

2.呪術学校について

何を教えているのか。
虎杖が学校に行ったとき学長以外が出払っていたがどこに行っているのか。


3.上層部について
五条先生が言うところの上とは何か。呪術協会みたいのが存在するのか。


4.両具宿儺について
もとは人であったとあったがなぜ呪いになったのか。
虎杖が取り込む部位が増えることで虎杖の身体がどうかわっていくのか。


宿儺とは

この漫画ではすべての宿儺のパーツを取り込むことが目的となっている。その宿儺について考えていきたい。

漫画の記載では「両面宿儺は腕が4本顔が2つある仮想の鬼神であり実は1000年以上前に実在した人間。呪術全盛の時代、術師が総力をあげて彼に挑んだが皆敗れた。死後呪物として時代を渡る死蝋さえ消し去ることができない紛うことなき呪いの王。」とされている。

また、実際に宿儺という存在は文献に記載がある。
「両面宿儺とは上古、仁徳天皇の時代に飛騨に現れたとされる異形の人、鬼神である。日本書紀においては武振熊命に討たれた凶賊とされる一方で、岐阜県の在地伝承では毒龍退治や寺院の開基となった豪族であるとの逸話ものこされている。                                

このように宿儺は朝敵であるとともに飛騨では英雄としてみなされている。作中の宿儺もある一面から見ると正義だった。思い切って予想すると当時の呪術組織は真っ黒だった可能性も。