そんな中、見世物小屋には河童のミイラをはじめとした妖怪のミイラが展示されたという記録が残り、そのミイラの中には今も現存しているものがあります。
ここではそのエピソードや正体についてまとめていきます。
見世物小屋とは
戦国時代にはじまり江戸時代にブームになりました。見世物小屋は、珍奇さや禍々しさ、猥雑さを売りにして、とあるように見世物はなんでもありでその中には妖怪のミイラもあったのです。
日常では見られない品や芸、獣や人間を見せる小屋掛けの興行である。
Wkipediaより
この妖怪の展示された見世物小屋の話はNHKの番組であるタイムスクープハンターにも出てきました。
タイムスクープハンター 4 第4回 「見せ物 カッパ珍騒動!」
あらすじ
明治の神奈川にあった見世物小屋の様子を紹介。文明開化に伴い見世物小屋がその形式を変える中、従来の見世物小屋のスタイルを貫く兄弟に密着。見世物小屋を営む兄弟は大アナゴを見世物として客引きを行う。しかし、明治に入って駄洒落の見世物は時代遅れになりつつあった。兄は同業者が犬に亀の甲羅と皿をくっつけて河童と称して見世物にしていることにヒンを受け、自分たちも新しい方法で河童を見世物にしようと述べた。
ミイラとは
そもそもミイラとは何でしょうか。ミイラと聞くとエジプトのミイラのイメージが浮かぶ人も多いと思います。
エジプトのミイラは死後、再び精神の受け入れ先としての体をミイラとして残したと考えられています。そのため体を腐敗させず永遠に残す必要がありました。
それには体の腐敗が進行するよりも早く急激な乾燥を行うことで体の原型を残したのです。自然界では腐敗の方が早くすすむので自然にミイラができることは稀です。
実際の妖怪のミイラの写真
いくつか妖怪のミイラの写真を紹介したいと思います。写真は撮影可の妖怪ミイラ展でとったものです。
1.河童の手のミイラ
2.霊獣のミイラ
3.烏天狗のミイラ
4.人魚のミイラ
正体
現代の科学技術とは恐ろしいものでその正体に調査がされています。その結果、正体は哺乳類、鳥類、爬虫類などの生物を加工したものだったのです。
しかし、まだすべてが調査されているわけではなくもしかしたら本当の妖怪のミイラもあるかもしれません。
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