2025年4月6日日曜日

折り畳み自転車 ミニベロ LIGHT10(ライト10)のカスタムで走行性能UP



はじめに

数年前に買った折り畳み自転車 ミニベロのルノーLIGHT10(ライト10)を走行性を上げるためにカスタム計画を考えました。この自転車は漕ぎだしも軽く、またタイヤ太めなのでミニベロとしては安定した走行ができるのですが速度がでない。意外と都心でも最近は自転車専用のレーンが増えてきて速度が欲しいことも増えてきてました。

まずはホームページにあるスペックを見ていきます。


スペック

FrameAluminum
Folding Size830×430×630mm
Weight約10.8kg(本体重量:ペダル、スタンドを除く)
Tire20×1.75
Chainwheel52T
Freewheel14-28T
シートポスト径/長さ

33.9Ф/500mm

サドル高さ

720-960mm

ハンドル高さ

920-1050mm

Component

高さ調整機能付きアルミハンドルステム , 7speed

PRICE本体価格¥50,715(税込¥55,787)

RENAULT BIKES OFFICIAL SITE|ルノー オフィシャルサイト より引用



20インチのミニベロサイズの折り畳み自転車。ハンドル高さが変えられるのが地味に良いポイント。

カスタムする上で重要になってきそうなスペックを上げると

タイヤ:406規格20インチ1.75 kenda kwest 20 x 1.75
スプロケット:ボスフリー7s(14-28T)ネット情報ではシマノMF-TZ500-7
ボトムブランケット(BB):スクエアテーパー、軸長:122.5mm、シェル幅:68mm
チェーンリング:BCD130の52T
クランク長:170
リアディレイラー:ターニーのショートディレイラー ネット上ではRD-TY200-SS
ハンドル長さ:約550㎜(グリップを外した状態)

走行性能を上げるには

走行性能を上げるにはどうすればいいのか?走行性能がいい自転車といえばロードバイクとうことでChatGPTになぜ走行性がよいのか聞いてみました。
  • フレームが軽量:ロードバイクはより軽い素材(カーボンや軽量アルミ)が使われており、加速や登坂がスムーズ。

  • タイヤが細い:ロードバイクは23〜28mm程度の細いタイヤで転がり抵抗が少なく、スピードが出やすい。

  • 空気抵抗を抑える設計:前傾姿勢をとるポジションとフレーム形状により、風の抵抗を最小限にできる。

  • ギア比が高速向き:クロスバイクよりも高速巡航に適したギア構成になっている。

  • ホイールの剛性と軽さ:ホイールも軽量で剛性が高く、より効率よくスピードを維持できる。

  • 高圧タイヤ:タイヤの空気圧が高く、地面との摩擦が少なくスムーズに進む。

  • ペダリング効率が高い:剛性の高いフレームとパーツにより、脚の力が無駄なく推進力になる。

  • 専用のドロップハンドル:体を低く構えられ、長距離でも速度維持がしやすい。

つまり、スピード・効率・長距離向きという点で、クロスバイクより「走り」に特化しているんです。

このうちフレームの軽さは変えられない(そこを変えるなら別の自転車を買った方ががいい)が他の部分はカスタムで改良できそうです。

カスタム内容

ここからは実際にカスタムする内容について考えていきます。

改造ポイント①:チェーンリング


難易度:1(易)

52Tのチェーンリングを56Tに変えることで速度UPを目指します。

速度に不満があるのと平地では基本7速にして使っているので全体的に重くなっても大丈夫と判断。56/52≒1.08倍ひとこぎで進む計算。58Tにすることも考えたが坂道への影響を考え56Tぐらいがいいでしょうか。
六角レンチだけで交換ができて56Tにするくらいならチェーンも変えなくても大丈夫そうで簡単に行えるのもよい点です。


BCD130で5穴の規格から選べば行けそうですので上記のものを選びました。探すと軽量化されたものもあるようですがチェーンガードがついてなさそうだったのとそれゆえ剛性に不安があったので上記を選択します。


カスタムした結果、狙い通り最高速は上がりました。そして全体にペダリングが重くなりましたが許容範囲です。また以下のカスタムをすることでこの重さは取り返せました。

改造ポイント②:ボトムブランケット(BB)

TOKEN TK838HALも実績があってまた、スクエアテーパーはTOKENが技術的に一番よさそう。(もっと上位グレードではスクエアテーパーにセラミックボールを使ったものも!)

改造ポイント③:クランク

回転系なので軽量化は走行に効果があると思うが剛性が犠牲となり逆効果の可能性があるが悩ましいとところ。軽量化で走行性が上がったというネットの情報を信じとりあえず下記を選択。  

改造ポイント④:ペダル

難易度:1

ライト10にはしっかりとしたペダルがついているんで変えることでの走行性UPは期待できないかもしれないが折り畳めるペダルにしたいので変更。15mmのレンチだけで交換できるので作業は単純です。しかし、私のライト10ではねじが固着しており、ペダルレンチと浸透性潤滑剤を購入しなんとか対処しました。全カスタムの中で一番難易度が高かったまであります。また下記ペダルを止めるには通常より薄いレンチが必要でした。


改造ポイント⑤:プーリー

難易度:1

プーリーは、リアディレイラーの上下にそれぞれ取り付けられ、チェーンをスプロケットに巻き付けたり、外したりする際に、適切な張力を与えている部品です。
ライト10にターニーのリアディレイラーについているプーリーにはペアリングがなく回転抵抗が大きいのでこれをベアリング付きのものに変えます。
上下とも上記のセラミックベアリングに交換。ショートディレイラーのためプーリー大型化はせず元のサイズと同じ11Tを選択。セラミックベアリングのことだけあって元のプーリと比較して手で回した感じの抵抗は全然違う。もちろんもとプーリーは高速で回したときに抵抗が少なくなるものなので単純には比較できないが効果は期待できそうです。

改造ポイント⑥:タイヤ

難易度:2

自転車のカスタムの中で最も効果を実感できると言われているものの一つがタイヤ。
走行性をよくするという意味ではカスタムに二つに方向性があります。

一つ目はタイヤの幅を大きくして衝撃を吸収させ走行の安定を求める方向
ただあまり大きくしすぎるとブレーキが対応しなくなる可能性があります。
タイヤを交換した際にリムの内幅を測ってみたところ約15mmでした。
タイヤの最大の幅は内幅の2.4倍の範囲までが適正いわれているので15×2.4=36㎜
デフォルトの1.75インチ(44㎜)でさえオーバーしています。リム幅狭すぎ。
タイヤを太くするのは難しいかも

二つ目はタイヤの幅を小さくして抵抗をすくなくして速さや長距離のペダリングの軽さを求める方向。ただ、もともと衝撃が伝わりやすいミニベロなのでさらに衝撃が伝わりやすくなるのが欠点ですが今回は走りのスピードという意味で走行性をあげたいので許容します。
リム幅の1.4倍までが適正といわれているので1.5×1.4=21㎜(0.87インチ)
幅を狭くする分にはいけそう。そこでシュバルベワンの1.10インチのものに変えます。


チューブも対応するものに交換。もともと英式でしたがシュバルベワンの1.10には仏式と米式しかない模様。仏式だとバルブ穴スペーサーが必要ということに注意が必要。

実際交換した結果としてはスピードの維持という面で走行性が格段に良くなりました。
カスタムしてきた中で一番効果があったといっても過言ではありません。
最高速こそ変わりませんでしたが巡行スピードが3~4km/hほど上がりました。
ペダルをこぐのをやめるとすぐスピードが落ちるのがミニベロですがそこがかなり改善されます。

しかしながら振動はかなり感じるようになります。こんなに道路に凹凸があるんだ。
そこで次はハンドルをカーボン製にグリップをエルゴグリップに変えることで安定性を補助できないかとカスタムを行っていきたいと思います。

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