2018年3月7日水曜日

受験英語すらとっくに忘れている社会人が洋書を読もうとする話

英語教育をうけてから何年もたった(その間英語に全く触れてない)筆者がある日、洋書を読もうと思い立ちその過程を記すものである



とりあえず読んでみる

中学、高校、大学と10年以上英語教育を受けてきたんだから何もせずとも簡単なものなら読めるだろう。
そう思って家にあった「不思議な国のアリス」を手に取って読み始めた・・・・


ぜんぜん読めない。まず単語がわからない。みたことのある単語も多いが、もう意味を思い出せない。なんか構文ぽいけど訳仕方がわからない。必死に単語の意味を検索しながら読み進めるも1ページで挫折した。
結果、現時点で洋書を読むなんてまったくもって不可能だと分かった。そこで英語の復習から始めることにした。

単語帳を使う
洋書を読もうとして最大の壁だったのは単語がわからないということだった。「少しぐらいわからない単語があっても推測してよめ」と受験時代教わっていたもののわからない単語は少しではない。1ページ読むのに何分かかることか。そこで単語の復習から始めることにした。そのとき使ったのが「速読英単語」である。


なぜ「速読英単語」かといえば、文章の中で英単語が覚えられるので単語を覚えるついでに文章を読む練習ができるためである。文章を読むことに慣れる必要があると感じたためだ。


2週間ぐらい単語帳の3分の1ぐらい進んだところで併行して
再び「不思議な国のアリス」を読むことにした。
最初に読もうとしたときとくらべ読めるぞと頑張って4章までいったがそこで断念。その理由としては
①まだわからない単語が多い
②話に興味があまりもてない
というものだった。

①最初からうっすら気づいていたが受験英語では出てこないに日常的な英単語が結構でてくる。これは調べながら読むしかない
②これが挫折した致命的な問題であった。実は日本語でも「不思議な国のアリス」は読んだことはなかったのでどんな話か分からなかったのである。それに普通に日本語の本を読む場合と違って本を読むスピードが遅い。倍どころじゃない時間がかかる。そのため話に興味がもてないと一向にページが進まないという現象がおきた。

しかし何も成果がなかったわけではない。逆になんか面白そうだな先をよみたいなというところでは読むスピードが上がることが発見できた。
そこで読む本を一旦変えることにした。

これまでの経験から興味が持てる話の本がよさそうということが分かった。しかし、読んだことのない本では確実に話が面白いかわからない。そこでこれまでに読んだことがある本にすることにした

昔読んで好きだった児童書の原著を読む
こうしていきついたのがこのアイディアである。
昔読んだ本なら話が面白いかどうかもわかるし児童書なら英語も難しくないだろう。
そこで選んだのが「クレストマンシー・シリーズ」である。
「クレストマンシー・シリーズ」は「ハウルの動く城」で有名なダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品である。九つの命を持った魔法使いクレストマンシーを中心とするファンタジーだ。筆者が小学生のころ好きだった作品である。
「クレストマンシー・シリーズ」については以下の記事で紹介している。
クレストマンシー・シリーズ


さっそくシリーズのうち時系列順で最初の作品「The Lives of Christopher Chant (The Chrestomanci Series)邦題:大魔法使いクレストマンシー クリストファーの魔法の旅」をネットで注文し挑戦することにした


あらすじ
クリストファーは幼いころから不思議な夢を見ていた。しかし、それは実は夢でなくクリストファーは強い魔力を持っているため別世界へ旅をしていたのだ。そのことに気が付いた伯父の魔術師ラルフは、クリストファーをだまし、利用しはじめる。しかし、目覚めているときのクリストファーは、魔法が使えなかった。その後、探知能力者の博士のところへつれていかれたクリストファーは、意外なことを聞かされる。おまえは命が九つある特別な大魔法使いで、次代のクレストマンシーになる身なのだと。
本が届き読み始めると、およそ30分でチャプターを一つ読むことができた。


わかったこと



本稿の結論としては受験英語すらとっくに忘れた社会人が洋書を読むには

速読英単語で単語を覚えつつ英文を読むのに慣れるその後、昔読んで好きだった児童書の原著を読む
こうすることで洋書を読む力をつけていくことがオススメ






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